会社概要

世界を、人々の暮らしを伝えます。

1960年に日本で初めてのテレビニュース通信社として創立されて以来、テレビ番組や映画、VPなどを通じ、ベトナム・アフガニスタン・イラクなどの戦場をはじめ日本国内の社会問題などを発信してきました。市民・民衆の視点から世界と日本の今を伝えています。

企業理念

人々が平和に豊かな暮らしを続けてゆくために必要な真実の情報を取材し、伝え続けることが私たちの使命です。

創立以来60余年、世界各地の戦場や困窮した人々の実情、日本各地で起こった薬害や公害訴訟などを伝えてきました。また、こどもたちや高齢者、マイノリティの人々へ耳を傾け、見落としてきた足元にある真実に光を当てることにも力を入れてきました。

インターネットによる情報の氾濫により、何が真実なのかの見極めが困難な時代がやってきました。今こそ、私たちの「現場主義」が力をもつときだと身を引き締めて、自分の目と足で事実を見極めて、人々に確かな情報を届け続けたいと思っています。

代表者からのご挨拶

1960年、10人足らずのメンバーで、日本電波ニュース社はスタートしました。
当時、敗戦から15年経っていましたが、創業者の柳澤恭雄にとって戦時中の苦い記憶は忘れられないものでした。
太平洋戦争中に国営のラジオ放送にたずさわっていた時、戦況が悪くなってゆく中で、戦争が負けていることも、米軍機が飛んでくることも、新型(原子)爆弾についても事実を放送することが許されませんでした。そうして真実を知らないまま、多くの命が奪われていったのです。
戦後の日本では、市民の視点で「事実」を取材し伝えることが何よりも大切だと、柳澤は考え、同じ志の仲間と集まって会社を立ち上げました。

創業した頃、世界は東西冷戦のただ中でした。日本にいては、当時なかなか入ってこなかった東側(社会主義国)を中心に取材しました。ベトナム戦争中、米軍による無差別空爆下の北ベトナムから、人々の被害や暮らしを世界に伝えました。西側の映像メディアとして唯一の存在でした。当時、日本国内は高度経済成長で、大気汚染や有害な資材による健康被害が深刻でした。その被害者たちの声なき声にも光を当てました。

創業から30年、ベルリンの壁崩壊をきっかけに、世界の秩序が大きな変化を遂げました。私たちの取材現場も中東やアフリカなどの混迷する紛争地域へと広がりました。
さらにその30年後には、リーマンショックを契機に世界経済は冷え込み、大国は自国第一主義へと陥る一方、インターネットの発展により情報のグローバル化は加速し、今、私たちメディアは大きな変革を迫られています。

しかし、どの時代にも変わらないことがあります。現場に立ち、真実は何かを見極め、責任をもって発信する人間が必要だということです。

今、インターネット上にあふれるアノニマス(匿名)な情報の中から真実をより分けるという新たな技術も求められる時代となりました。そんな中でも、何が本当かを問い続け、できる限り現場に足を運び、取材し、伝える、それが私たちの仕事です。

何も、たいそうなことではなくともよいと思っています。

明日、私たちが平和で安心して地球上の暮らしを続けるために必要なのは、実は目の前のちょっとした事実に気づくことかもしれません。多くの人が見落としている大切な事実に着目し、伝えることを愚直に続けてゆこうと考えています。

今も仲間に加わりたいとやってくる若者たちが途絶えないことは、私たちの支えであり、未来への希望です。また、60年という長きにわたり応援してくださった方々には、この場をおかりして心より感謝を申し上げます。

沿革

  • 1960年日本初のテレビニュース通信会社として中央区京橋に設立。
  • 1961年日本初の中国紹介番組、NTV特番「新中国を行く」放映。
  • 1962年テレビ局に海外ニュースの配信を開始。
  • 1964年北京支局、ハノイ支局開設 フィルムによる世界配信を開始。
  • 1965年ベトナムでのアメリカ軍の北爆報道で内外の注目を集める。
  • 1968年プノンペン支局開設。
  • 1969年映画「ベトナム」公開 観客動員120万人
  • 1979年プノンペン解放を西側テレビとしてはじめて取材。
  • 1980年ビデオニュースをNHK、民放各局へ配信開始。
    中京テレビ「さまよえる難民」で芸術祭優秀賞受賞。
  • 1987年広告代理業務を行なう関連会社「メディア21」を設立。
  • 1991年旧ソ連ゴルバチョフ大統領単独会見。
  • 1991年日本テレビ 特番「よみがえる仁王像」文化庁芸術作品賞受賞
    湾岸戦争取材、報道
  • 1992年カンボジアUNTAC派遣をプノンペン支局・本社報道部をあげて取材。
  • 1994年ザイール・ゴマに臨時支局開設、ルワンダ内戦を取材
  • 1995年阪神大震災で臨時支局開設、TV番組、自主作品を多数制作、被災地から数年にわたり発信
    本社を港区六本木に移転
  • 1997年出版代理店業務開始「ドラえもん」(小学館)をベトナムにて発売
  • 2002年アフガニスタン戦争報道
  • 2003年イラク戦争報道、サマワ市やクルド人自治区に取材班を派遣。
  • 2007年本社を港区麻布十番に移転
  • 2011年東日本大震災を取材、TV 番組、WEB 動画を制作発信。
  • 2013年日光二社一寺平成の大修理(東照宮本社・陽明門・輪王寺本堂・二荒山神社本殿漆彩色飾り金具・木工の技)記録プロジェクト開始
  • 2016年NDN-TV(YouTube)開設
  • 2020年創立60周年
  • 2021年ギャラクシー賞特別賞を受賞
    「22年間のパキスタン・アフガニスタンにおける中村哲医師の取材と 報道に対し」
    NHK BS1スペシャル「良心を束ねて河となす~医師・中村哲 73年 の軌跡~」がATP賞総務大臣賞受賞

会社概要

社名 株式会社 日本電波ニュース社
創立 1960年3月2日
本社所在地 〒106-0047 東京都港区南麻布1-5-10 小池ビル3階
代表電話番号 03-5765-6810
代表者 代表取締役 柴田かほる
資本金 1,200万円
従業員数 25名
事業内容
  • テレビ報道・ドキュメンタリー番組の企画・取材・制作
  • WEB動画、映画、VPなど映像の企画・制作・販売
  • 広告代理業務
  • 書籍・コミックの版権代理業務
支局 ハノイ / バンコク
主な取引先
国内
  • NHK
  • 日本テレビ
  • TBS
  • フジテレビ
  • テレビ朝日
  • テレビ東京
  • 朝日放送
  • 読売テレビ
  • 新聞各社
  • 通信社各社
  • 毎日放送
  • NHKエンタープライズ
  • NHKグローバルメディアサービス
  • NHKエデュケーショナル
  • 日本国際放送
  • WOWOW
  • アフロ
  • 集英社
  • 小学館
  • 新書館
  • アルス東京
  • (財)美術院
  • (財)文化財建造物保存技術協会
海外
  • ベトナム国営テレビ(VTV)
  • ホーチミンテレビ(HTV)
  • アメリカ公共放送(PBS)
  • キムドン出版
取引金融機関 きらぼし銀行 東京みらい営業部
三井住友銀行 銀座支店
三菱東京UFJ銀行 赤坂見附支店
みずほ銀行 赤坂支店
りそな銀行 赤坂支店

アクセス

  • 地下鉄 南北線 麻布十番駅 1番出口より 徒歩5分
  • 地下鉄 大江戸線 麻布十番駅 7番出口より 徒歩12分