地雷を踏んだ象[モータラの物語] ~知っていますか?地雷の被害~
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価格:5500円(本体5000円+税)+送料本編24分
“ゾウが地雷の犠牲になった!”このニュースはタイの人々に衝撃を与えました。タイの人々にとって、象は”神の使い”であり”深い絆”で結ばれた、かけがえのない動物です。
1999年夏、タイとミャンマーの国境で地雷を踏み、左の前足首を失ってしまった雌のアジア象・モータラ。”モータラ”とは”緑の女(ひと)”の意味。「もう一度、自由に森の中を歩けるようにしてあげたい……!」モータラの飼い主で、森で一緒に木材を運搬する仕事をしているソムワン君も本当に心配そうです。「ボクの兄弟なんだ……」
地雷を踏んで2週間後、タイにある世界で初めてできた象病院で、モータラの大手術が始まりました。病院には村人やお坊さん、子どもたちも詰めかけています。体重3トンのモータラを吊り上げるためにつくられた特大の手術台、その上のモータラには70人分の麻酔薬が射たれています。象のように大きな動物に全身麻酔をかけて手術を行うのは、世界でも初めて。大変難しい手術です。果たしてモータラは……。