イラク戦争の真実~被害の実相とアメリカの戦略~
本編:25分
世界中で空前の規模で広がった反戦運動。国連の反対は無力だったのか。何のために、誰のために…アメリカの世界戦略に迫る忠実な同盟者として日本は有事法制で戦争に参加する…日本の進む道はどこに……この歴史の事実を忘れないために…
【内容紹介】
<イラク市民の被害>クラスター爆弾で両手を奪われ、痛さにうめく少年、放置される無残な遺体、バンカーバスターで家族を失った人々…。イラク戦争では7千人を越える市民が犠牲になりました。そして、戦後も続く劣化ウランによる放射能の恐怖。戦禍のイラクを取材したジャーナリストたちが、被害の真相を伝えます。
<アメリカの戦略>アメリカはなぜこの乱暴な侵略戦争を強行したのでしょうか。大量破壊兵器は見つからず、フセイン政権崩壊が目的だった事が明らかになっています。イラク戦争は、アメリカが先制攻撃の自由=侵略戦争の合法化を宣言して行った初めての戦争。ブッシュ以前からネオコンと呼ばれる人々によって周到に準備されてきたその戦略を、アメリカの資料を紹介しながら解き明かします。
<国際社会と反対運動>結局、国連はアメリカに戦争のお墨付きを与えませんでした。戦争は行われてしまいましたが、第二次世界大戦後初めて、国連がアメリカにNOを突きつけました。そして、それを支えたのが世界を巡った空前の反戦運動でした。この歴史的な事実をしっかり記録します。
<日本の進路>日本は一貫してアメリカを支持し続けただけでなく、出撃基地となりアメリカを支えてきました。そして戦争終結後は有事法制、イラク特措法と急速にアメリカと一緒に戦争ができる国家に突き進んでいます。それに対して労働組合や平和団体だけでなく、多くの個人が、若者が、平和を求める声を上げ、大きな輪が広がりつつあります。世界の未来にも重要な役割を果たす日本の進路を探ります。