記録映画「嵐」

あらすじにかえて

日本労働運動は、いま歴史的転換期。労働者一人ひとりの選択が日本の将来を左右する。鉄の釜石、住友の新居浜、電気の大阪…。その企業は世界にはばたいているのに街はさびれるばかり。「世界の自動車の街」デトロイトは、今では犯罪多発の街。姉妹都市豊田もデトロイトのようになる日が近づいている。空洞化容認、合理化推進の勢力が集まって「連合」の結成。その中心舞台「同盟」の職場呉で新居浜で、東京瑞穂で、その暴力と抑圧支配がリアルに描かれる。夕張、釜石、大阪、川崎、厚木、笠戸、福山、八幡、全国にひろがる産業空洞化に反対し、くらしと人間の尊厳を取り戻すたたかい。たたかう労働運動によってのみ、今日の、明日の暮らしがあるのです。たたかいをひとつに結ぶ、階級的ナショナルセンターを誰もが求めているのです。