証言-侵略戦争-3部作セット
※本DVDソフトはDVD-R仕様のため、旧型のDVDプレイヤーや一部のゲーム機などで再生できない場合があります。このプログラムを許可なく複製・改変・放送・送信・営利的上映・賃貸業などに使用する事は法律によって禁じられています。
本作品は1991年から2001年にかけて制作された証言ビデオ3部作を再録したものであり、収録された加害体験の証言がとくに戦争体験のない若い世代に大きな反響をよび、長年にわたる上映普及活動のなかで寄せられた多くの方々からの要望に応えてDVD化したものです。
【DISC1】証言-侵略戦争-人間から鬼へ、そして人間へ(43分)
子供の頃には虫も殺せなかった人間が戦場では鬼となった。数々の残虐行為を犯した体験者たちは、痛苦の念をもってその体験を振り返る。中国の戦犯管理所の人道的な対応で人間性を取り戻し、日本へ帰国後一貫して自らの加害体験を語ってきた心の奥底には、二度と同じ過ちを繰り返してはならないとの強い信念が横たわる。1991年制作。
証言者:土屋芳雄(憲兵)、富永正三(将校)、永富博道(特務機関員)
【DISC2】証言-中国人強制連行(41分)
1942年秋、東条内閣は中国人の強制連行を閣議決定。主に中国の華北地方で行われた強制連行作戦によって、およそ4万人の人々が家族と引き裂かれ、日本各地の135の事業所に連行された。過酷な労働と虐待で、7千人近い死者を出した「中国人強制連行」。体験者は、犠牲者の無念の思いを胸に、その体験を証言する。1995年制作。
証言者:趙冠英(北海道室蘭)、劉智渠(秋田県花岡)、劉殿卿(九州三池)、小山一郎(北支派遣軍)、矢崎新二(北支派遣軍)
【DISC3】証言-20世紀からの遺言~若者が問う侵略戦争(38分)
日本の敗戦から半世紀以上の時が流れ、悲惨な戦争体験を直接聞く機会は失われつつある。「戦争体験をただ聞くのではなく、自らの問題につなげたい」との思いをもった戦後時代は侵略戦争体験者とのぶつかり合いのなかで何を得ることができるのだろうか。平和憲法を守り続けてきた体験者の思いを戦後世代はどう受け継いでいくのか。若者たちは問いかける、戦争とは何かを。2001年制作。
証言者:湯浅謙(軍医)、湯口知正(特務)、渡辺武利(日本人反戦同盟)